オプセラピー白葉

シロハ便り バックナンバー集について

皆様、いつもお世話になっております。 

 

シロハ便りバックナンバー集

 

オプセラピー白葉のニュースレター《シロハ便り》を
毎回読んで頂き本当にありがとうございます。

 

中には、楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるようで
とても励みになっております。

 

 

2009年の2月より、毎月1回、発行させていただいて
おりますので2013年1月現在で、もう、まる4年に
なります。

 

バックナンバーもずいぶんと溜まってきましたので、紙での印刷・管理が
大変になってきました.。 そこで、こちらに全てのバックナンバーを掲載して
いくことにしました。

 

 

こちらで管理することの良いところは、テーマごとにカテゴリー分けできることで
腰痛のことについて書いたもの、ストレスについて書いたもの、首について書いているものなど
それぞれをまとめて読むことができます。

 

 

毎回思いついたことを書いていましたので、毎回テーマがバラバラでした。

 

シロハ便り第1号から、順に掲載していきますが、サイドバーのカテゴリーで
それぞれのテーマにまとまります。

 

ご活用していただけましたら、幸いです。

 

シロハ便り第92号 2016年9月

 

恒常性の維持(ホメオスタシス)

 

もう残暑になるのでしょうが、近年では9月が一番暑いように思います。

 

特に今年は、台風の発生する位置も進路も異常ですね。夏の疲れも出てくる時期ですので、疲れている時は無理をしないことを心がけましょう。

 

一番悪いのは、自分の疲れに気がつかないことなので、体が疲れを教えてくれているうちは大丈夫です。その時は、ゆっくりと充分な睡眠をとり、しっかり食べて休みましょう。

 

ということで、来月の10月18 日〜20 日までお休みさせて頂きます。
食べてのんびりして、また食べて・・・(-。-)y-

 

恒常性の維持(ホメオスタシス)

 

 恒常性の維持(ホメオスタシス)って聞いたことありますか? これは、環境の変化に対して、自分の体内環境をある程度一定に保つことで内臓を守り命を維持する働きのことです。

 

 気圧の変化、気温の変化で、そのまま何もしなければ、血圧や体温が乱高下し、内臓が正常に機能できなくなり命にかかわります。

 

 このような命にかかわる環境変化を脳幹が認識し、自律神経を使って、自分の体内環境をある程度の範囲に収めるように働いて命を守っています。

 

 恒常性の維持(ホメオスタシス)には、脳幹が自律神経を使って、細胞や組織を緊張させたり弛緩させたりして調整をしています。そして、自律神経と連動して免疫系や内分泌系(ホルモン)も恒常性の維持のために動きます。

 

 もし、自律神経が上手く動かなければ、免疫系も内分泌系も上手く動かなくなり、体には様々な変調・不調となって現れます。

 

 この自律神経の動きが悪くなるというのは、決して自律神経そのものが悪くなり壊れているわけではありません。自律神経は決して壊れませんし、それを動かしている脳幹からの指示も間違えることはありません。問題は、脳幹の指示が電気パルスによって自律神経に送られる時に、その電気パルスが乱れ、脳幹の指示が上手く自律神経に伝わらないことにあります。

 

 この脳幹から送られる電気パルスを乱している原因が、頸椎1 番・2 番のズレによる脊髄の神経圧迫にあり、上部頸椎の調整をすることで、この自律神経の働きが整っていく効果があります。そして、自律神経が上手く動けば、それに連動している、免疫系や内分泌系も上手く動くようになります。

 

 健康とは、これらの機能がすべて上手く連動して動くことで、保たれているわけです。

 

 さて、ここからこの恒常性の維持(ホメオスタシス)をもう少し深くみてみましょう。恒常性の維持(ホメオスタシス)は、やじろべえのようなものに例えられます。棒の上に左右のバランスをとって乗っている、天秤のようなやつです。

 

 このやじろべえが、安定しているポイントを0(ゼロ)ポイントとすると、右に傾けさせれば左へ戻ろうとする力が働きます。そして、0ポイントに戻り安定します。

 

 体内に置き換えると、自分が安定して健康でいられる状態が、やじろべえが安定している0ポイントです。そして、そこから何らかの環境変化により、ズレが生じれば、反対方向へ戻し0ポイントへ戻そうとします。これが、恒常性の維持(ホメオスタシス)というわけです。

 

 恒常性の維持(ホメオスタシス)は、主に環境変化に対する、血圧や体温の調整や、血糖値を安定させたり、血液の成分調整をしたりする意味なのですが、常に安定した健康な状態に戻そうとする機能は全身に張り巡らされています。

 

 体のバランスを保ったり、骨格のバランスを整えたり、筋肉が出す力加減を調整して安定した姿勢や運動を行ったり、怪我や病気を健康な元の良い状態に戻したりもそうです。

 

 さて、ここで問題です。もし、あなたの体において、そもそもの安定して健康でいられる状態のポイントがズレていたら、どうなるでしょうか?

 

 例えば、私は写真を撮ってもらう時、記念写真とか証明写真とかですが、必ず頭を右に傾けるように直されていました。つまり、自分ではまっすぐだと思っているのに、常に首が左に倒れ、頭の位置が左に倒れていたということです。

 

 いつも、写真を撮る時は、すごく右に斜めになった感覚でじっとしていなければなりませんでした。この実際の首の傾きと感覚とのズレは、自分では認識できないものです。なぜなら、体は首が傾いているのは良しとはしないまでも、修正しきれない状態が長く続くと、ある程度のところで妥協しようとします。しかし、傾いたままでは活動できないので、感覚の方の水平をずらして現実と合わせてしまうのです。

 

 すると、本来、まっすぐな首のまっすぐな姿勢が0ポイントのはずなのに、今度は、首が傾いたままの状態で現実的な0ポイントが出来てしまいます。そして、本人はその意識はありません。

 

 この状態で、スポーツとかのアスリートが競技をすれば、若くて体が本来の0ポイントだった時に出来ていた感覚と、どうしてもズレてきますので、筋力や技術の問題以前に、間違った0ポイントの体と意識とのズレが原因で、ミスやパフォーマンスの低下が起こります。それを懸命に修正しよう苦しみますが、結果はついてきません。

 

 健康・健全で、安定した、やじろべえの0ポイントが、自分では意識出来ない中で少しずつズレていく原因は、上部頸椎のズレによる頭の位置のズレです。本来の正しい0ポイントから左に1ポイントズレた位置で仕方なくバランスを取らざるを得なくなったら、その左に1ポイントズレた位置が、今現在の現実的に安定する、新たな0ポイントとなって、今度はそこに常に戻そうと脳も体も機能していきます。

 

 自分の意識で気がつかないうちに、ズレたポイントで骨格が安定すると、当然歪みが出来ますので、そこに、慢性的な肩こりや腰痛が起こります。

 

 脳と体が、この慢性的な肩こりや腰痛を治そうと頑張るのですが、0ポイントがズレた位置なので、完全には治しきれず、同じところに負荷がかかり続けます

 

 これが、体の骨格構造が歪むことにより、負荷の集中するポイントが出来てしまうということです。体に歪みがなく、正常な状態が0ポイントの時は、その正しい状態に戻そうとして治していきますが、体の歪みにより負荷の集中するポイントが出来ると、その部分は治しても治しても、すぐに負荷がかかり続け痛み続けるので、脳は治しきれないと判断し、その部分はある程度の負荷とダメージがある状態を通常の状態として、そこに現実的な0ポイントを新たに設定してしまい、治してもそこまでとしてしまいます。

 

 これが、古傷となって残る現象であり、そこに普段以上の負荷がかかると、いつまでも痛みを再発し続けます。そのような古傷になって残るポイントが増えていき、体中に治しきれない状態が蓄積することによって、恒常性の維持(ホメオスタシス)によって正常な状態に戻そうとする、その元々の正常な状態の質がどんどん低下してきます。

 

 こうなったら、原因不明とされる痛みや体の不調や不定愁訴が、いつどこで起きても不思議ではありません。加えて、脳によるコントロールが効かない状態が続き、不快な症状がいつどこで起きるかわからず、その対処もできない状態ならば、脳に強いストレスがかかり、精神的にもまいっていきます。

 

 そこで、病院に行くと、実に奇奇怪怪な病名を診断され、とにかく痛みや症状を抑えるだけの処置がされるのですが、それでは益々、あなたの今の正常な状態は、とっても低レベルな状態で、これ以上は脳と体は良い状態の0ポイントには戻せませんよと、言っているようなものです。

 

 上部頸椎の調整は、本来の安定して健康な状態である、本来の0ポイントに戻すことが出来るため、全身の各部にやむなく形成された、妥協点である0ポイントを1つ1つ正常化していくことが出来ます。

 

 ここが、痛みや症状の出ている部分に対して鎮痛薬で緩和させ麻痺させようとする対処療法との決定的な違いです

 痛みや症状を診るのではなく、その痛みや症状を出している状態を変えていくことが、本来のカイロプラクティックの考え方であり、それが出来ることが本物の証です。

 

 脳と体が、安定して健康な状態へ戻そうとする機能は、その戻るべき0ポイントの質によって全く違ってきます。ズレた0ポイントが変化しなければ、それ以上は改善しません。この戻るべき0ポイントの質がどんどん変化し、本当の本来の位置にきたとき、想像を超えるレベルで体は良くなり安定します。

 

 

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シロハ便り第91号 2016年8月

 

膝の半月板損傷とその後

 

夏本番の8月。これからの酷暑の時期をどう過ごすかで、秋冬の体調が決まってきます。
夏の暑い時期にお腹を冷やすと、秋から冬にかけてインフルエンザにかかりやすくなります。

 

体の抵抗力に強く影響を与えているのが腸だからです。お腹を冷やすと腸の中の細菌が数千倍になって全身へ飛び散ると言われています。
余計な細菌が全身に運ばれてしまえば、それを退治するために免疫機能が酷使され、免疫が疲れたころにインフルエンザウイルスが襲ってきます。

 

冷たいものばかりを食べたり飲んだり、お腹を出して寝ていたりなどはいけません。気をつけましょう!

 

膝の半月板損傷とその後

 

私は、今から15年ほど前に左膝半月板の摘出手術をしています。その当時は現場作業の仕事をしていて、仕事中に作業を終えて荷物を片づけていた時に、左の膝のお皿が横にズレたような感触があり、その日のうちに強い痛みを伴って、左ひざがパンパンに腫れてしまいました。

 

とりあえず近くの接骨院に行きアイシングをして治療を受けたのですが、腫れがひいても痛みは治まらず、膝専門のMRI を撮ってくれる整形外科を探して診察を受けに行きました。
はっきりと、半月板がギザギザにねじ切れていました。そこで筑波の整形外科を紹介してもらって手術を受けました。

 

手術を受けた左ひざは、今では全く痛くなることはありませんが、その手術を受けて入院中に、右膝も少し痛みがあったので、ついでに右膝のMRI も撮ってみたところ、それも切れていると言われました。
左が落ち着いたら右も手術しようね、と医師に言われていましたが、右膝はそのまま痛みもなかったので放置しています。

 

それから15年、右膝に不安がでたことは全くなかったのですが、今年の4月にれもんと筑波山の梅林にお散歩に行って、急斜面を登り下りしていたら、右膝をひねって伸ばしたような感触がありました。
それから右膝に痛みが出て、しばらくはびっこをひいて歩いていました。左膝の半月板損傷を手術した個所と同じ位置の所に痛みが強かったので、完全に右も半月板の損傷が悪化したものだと思っています。
ただし、腫れている感じではありませんでした。

 

元々、半月板が切れている状態なので、このまま痛みが引かなければ手術することも検討しなければなりませんが、さて、本当にこの半月板損傷は回復しないものなのか? いい機会なので色々と自分の体で実験してみたいと思います。

 

まず、痛みと共にどこかしらに炎症も起こしていると思います。しかし、アイシングや湿布で冷やすことはせず、徹底的に温めて、もっとしっかり炎症させる方法をとりました。

 

歩いてみて痛みを強く感じるところを徹底的にカイロを貼って温めました。自分の痛い膝を観察してみて、よく調べてみると、おもしろいことに、膝の周辺の筋に沿って痛みがあり、その位置も毎日のように変化しす。膝の内側の痛みが強くなったり、外側が強くなったり、膝より上のもも側が痛くなったり、下のふくらはぎ側が痛くなったり、変化がある度に、そこをどんどん温めました。

 

痛い箇所をカイロで温めると同時に、皆さんにもお勧めしている『らくらく毛管運動』もしっかりと行っています。

 

痛みの状況ですが、普段の生活の中では、痛めた日から1か月くらいは、じっとしていれば痛みは全くなかったのですが、椅子にすわった状態で右足を浮かせるように持ち上げるような動作で膝に痛みが走りました。階段の上り降りも少し痛かったです。

 

2か月目くらいからは、階段の上り降りは楽になり、歩くのは、始めの2〜3分ならほとんど痛みはなく、それ以上歩くと痛みが走る感じでした。

 

3か月目の終わり頃、ちょうどこれを書いている今ですが、普段の動作で痛みがでることは全くなくなり、階段の上り降りは全く平気になりました。れもんとのお散歩でも30分歩いたり走ったりしても、痛みが走ることはなくなりました。

 

昨日、膝を痛めた筑波山の梅林へ、痛めてから初めてお散歩に行きました。そして、全く平気でした。たった3か月で、よくここまで回復したなと思います。

 

痛めた右膝に関しては、現在も毎日カイロで温めていますし、お散歩や長距離を歩く時などは膝のサポーターをして動きを支えてはいます。

 

4月に痛めた当初は、痛みを気にせず動けるようになるまで、1年〜2年はかかると思っていました。それで痛みが取れなければ、手術と考えていました。

 

しかし、3か月で痛みが取れたのには自分でも驚いています。まだ、1〜2年はしっかりとケアをし、充分に警戒して動くつもりですが、体が、気にしなくていいよ!というサインを出してもいます。

 

痛みが取れるのは、鎮痛とは違います。怪我が回復してとれた痛みに対しては、体が、『動いてもいいよ!』とか、『動きたい!』というサインを送ってきます。自然と何も気にすることなく体が動いてしまう感じです。

 

おそらく私の右膝の半月板は切れているのがくっついたわけではないのでしょうが、それに派生する炎症や痛みは回復することも充分可能なようです。

 

膝の痛い人も多いようですが、慢性的な痛みでも、痛い日もあれば痛くない日もあるというくらいの痛みならば、今回の私の膝のように、ほとんど気にならなくなる程度に回復させることは可能だと思います。

 

痛い時に、よく自分の膝を指圧して調べてみてください。膝だけでなく、その周辺の筋肉や筋を押してみて、痛みを伴うコリを発見したら、そこを徹底的に温めてみてください。

 

そして『らくらく毛管運動』は必須です!!!!!!がんばって行いましょう。

 

[ヒザの痛み] ブログ村キーワード

 

今月のおすすめ

 

膝が痛い時に、どんなサポーターをしたからといって、痛みが和らぐことはないと身をもって知りました。けっこう値段の高いサポーターなんですが、痛みはどうにもならないみたいですね。

 

やっとくと安心くらいのもので、痛みが取れてきたら再発防止のお守りくらいでサポーターをしておく感じに考えておきましょう。

 


 

あとがき

 

毎年のように、猛暑になると熱中症で救急車で運ばれるというニュースが流れます。特に高齢者の人は、暑さによるのどの渇きや体調の変化に対して感覚が鈍くなっていて、倒れるまで気がつかないのが特徴のようです。

 

オプセラピーを受けている人は、神経感覚の働きが改善してきますので、痛みや体の変化に対して、正常に認識できるようになっていきます。これは、様々な病気や気候変化や怪我などに対して、自分自身を守るために有効な防衛システムです。

 

しかし、近年の酷暑は度を超えていますので、適切にクーラーを使うなどの予防措置も必要です。まだまだ、クーラーを使うことを嫌がる人も多いようですが、確かに1日中クーラーにあたっていると体調が悪くなるという気持ちもわかります。
ただ、そのような時にも、37度〜38度のぬるいお湯で、20分〜30分の半身浴をやれば、クーラーによる体の冷えや体調不良にはならなくなります。

 

ぬるいお湯でも体温より少し温度が高いので、体の芯が温まり、しかも入浴中は気化熱で涼しく感じるくらいです。そして、自律神経の緊張が緩みます。

 

半身浴の最大の効果は、自律神経の緊張を緩めることです。これをしておけば、クーラーによる体調不良は防げますので、しっかりと行いましょう。そして、がまんせず、エアコンを上手に使って、体調管理を行い、熱中症対策をしてください。

 

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続きを読む≫ 2016/08/03 16:56:03 自然治癒力

シロハ便り 第90号 2016年7月

 

インスリン抵抗性と肥満と糖尿病

 

今年の夏は、記憶にないくらいの想像を絶する記録的な猛暑になると思います。

 

毎年、異常気象の天候が話題になりますが、この夏はとくに危険だと言っていいでしょう。

 

体には本来、環境の変化に対応するための機能が備わっていますが、体の疲れや変調に敏感に対応できる人と、出来ない人がいます。
脳と体との情報交換が上手くいっている人は気候変動にもある程度強いです。

 

オプセラを受けている人と受けていない人では、この差がはっきりと出ます。
オプセラを受けているみなさんは大丈夫だと思いますが、自分の体の疲れや状態に、しっかりと注意を払って耳を傾けておきましょう。

 

インスリン抵抗性と肥満と糖尿病

 

前回のシロハ便りで、太る体質とそのメカニズムを書きましたが、太るということと肥満では意味が少し違ってきます。 今回はそのあたりを解説してみたいと思います。

 

摂取カロリーと摂取する糖質が多く、消費する筋肉量が落ち、運動量が落ちれば、どんどん脂肪になっていくというのが前回までのお話でした。

 

脂肪が増えて太っていくわけですが、その太り方は大きくわけて2つに分類されます。 男性型肥満と女性型肥満です。

 

男性型肥満とは、お腹回りに脂肪がつき、ポッコリお腹が出てくる形の太り方です。 女性型肥満とは、主におしりから下半身にかけて洋ナシ型に脂肪をついてくる太り方です。

 

この2つに分類される太り方では、付いてくる脂肪の性質が違ってきます。 特に怖いのが男性型の肥満で、お腹に付いてくる脂肪です。

 

なぜお腹回りの脂肪が怖いかと言うと、ここに増殖してくる脂肪は、インスリン抵抗性を引き起こす物質を出すと言われているからです。

 

インスリン抵抗性とは、インスリンが効きにくくなる状態になることで、血液中に余分に入ってきた糖質を、その大口取引先である筋肉の貯蔵庫にしまい込むのを邪魔してしまいます。

 

インスリンはどのような働きをしているのかと言えば、インスリンは血糖値を下げる役割をする薬のようなものではありません。インスリンは、筋肉と脂肪細胞が血糖を引き込む時に、糖が筋肉や脂肪の細胞の膜を通り抜けられるように、細胞膜を開くための鍵となる、グルコース・トランスポーターというタンパク質を出現させる役目をもっている物質です。

 

つまり脾臓のβ細胞は血糖値が上昇してくると、余剰血糖を筋肉や脂肪にある貯蔵庫へしまっておくために、その貯蔵庫の鍵を開けるための物質(グルコース・トランスポーター)を細胞の奥から細胞膜の表面へ呼び出す目的で、インスリンを出して、刺激してあげているだけなのです。

 

その最大の貯蔵庫が筋肉で、これはすぐに使うために貯蔵される糖質の保管庫になり、その容量が一杯になるとやむなく脂肪細胞へ引き取られていきます。

 

インスリン抵抗性が強くなると、最大の糖質の貯蔵庫である筋肉へインスリンが効かなくなり、その貯蔵庫にはあまり入らなくなります。
インスリン抵抗性は同じように脂肪細胞にも効くのですが、脂肪細胞は容量の制限がありませんので、少しずつでも脂肪細胞へ糖質が蓄積されていき、どんどん太っていきます。

 

さて、ここまででもかなり怖いですが、ここから2極にわかれ、さらなる恐怖がそのどちらにも待っています。

 

海外のニュースで、400kgとか500kgの肥満体重で命の危険があり、病院へ搬送するのに家のドアをくぐれないから家の壁を壊してクレーンで運び出した、というのを見たことないでしょうか?

 

あまり日本では、そこまでの肥満の人は見ないですよね。 インスリン抵抗性によって筋肉で消費されにくくなった糖質がすべて脂肪細胞になっていくならば、際限なく太ることができます。
しかし、欧米人とアジア人ではインスリンを出す細胞の強度が違うのです。

 

つまり、欧米人ではインスリンを分泌する力が強い体質の人が多く、インスリン抵抗性が起きても、それでも糖質を脂肪細胞へ押しこめるくらい、強力にインスリンを分泌できる人が多いようなのです。

 

しかし、日本人は、インスリンを分泌する力が弱い体質の人が多く、インスリン抵抗性によってインスリンが効きづらくなると、初めは順調に脂肪細胞に吸収されていくのですが、そのうち余分な血糖を処理することが出来なくなり、血糖値が上昇していきます。

 

つまり、インスリンの分泌力が強い体質ならば、動けなくなるくらいに際限なく太ることができ、インスリンの分泌力が弱い体質ならば、糖尿病になっていくということです。
日本人は太っている人でも欧米人に比べれば全然スマートな方ですが、その分糖尿病リスクは非常に高く、糖尿病の患者数は先進国の中でも特に多いです。

 

メダボリックシンドローム(メタボ)の肥満の判定基準がウエストのサイズで、男性が85cm以上、女性が90cm以上になっているのは、その部位の脂肪がインスリン抵抗性を引き起こす性質の脂肪であり、そこから糖尿病へ進んでいく危険水準へ入っていくことを意味しています。

 

ウエストがメタボの基準値以上で、血糖値が高めだと言われている人がいたら、とにかく、まず、運動をしてください。万歩計の携帯は必須です。

 

インスリン抵抗性を改善するには、1日1万歩以上が必要です。最低1日1万歩です。それ以上歩くことで、初めてこのインスリン抵抗性は改善方向へ進むということがわかっています。

 

歩けるうちに歩いておくことが、その後の疾患リスクをおおいに下げることになりますので、がんばりましょう。

 

[インスリン抵抗性] ブログ村キーワード

 

 

今月のおすすめ

 

自分が1日の中で、どのくらい動いているのかを知っておくことは大切なことです。 万歩計をもって計ってみましょう。

 

1日に1万歩は、ちゃんと心がけをしていないと、なかなか達成できない数字です。 私は、れもんちゃんのお散歩で30分くらい歩いて3000歩くらいです。

 

朝、掃除やいろいろな準備をしていて大体2000歩くらい。健康のためには、やはり1時間くらいは歩いている時間が必要なようです。

 

 

 

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シロハ便り 第89号 2016年6月

 

太る体質と太る仕組み

 

今年はラニーニャ現象が起こっているそうで、エルニーニョ現象とどう違うのかというと、赤道付近
の日付変更線から南米沿岸にかけての海水温が異常に高いのがエルニーニョで、異常に低いのがラニーニャ現象ということです。

 

日本への影響は、乾燥した空気が流れ込むため、梅雨が短く、猛暑になる傾向があり、その年の冬は寒くなるらしいです。

 

エルニーニョもラニーニャも、世界中で異常気象を起こす要因になり、日本への影響も強いようです。

 

はげしい気圧変動に負けないように、しっかりケアをしていきましょう。

 

太る体質と太る仕組み

 

昔々、氷河期を生き抜いた人類は、ある遺伝子情報を獲得し後世へ繋ぎました。
穀物類の育たない環境で、糖質を補給しにくくなったため、少ない糖質をなるべく節約して使い、なるべく貯蔵しておくような体質に進化させたのです。

 

その遺伝子情報が倹約遺伝子といわれるもので、そのおかげで飢餓に強い人類が生き残ってきました。
そして、現代にまで、その倹約遺伝子は引き継がれています。

 

特にアジア人にはその傾向が強く、日本人の3 人に1 人は、この倹約遺伝子をもっていると言われています。

 

糖質は生きるために絶対に必要な栄養素で、特に脳はブドウ糖のみを唯一のエネルギー源にしています。糖がなくなれば脳が停止します。
脳はブドウ糖のみをエネルギー源にしているにもかかわらず、全体のエネルギーの約20%も消費している大飯食らいの器官で、安静時も睡眠中も生命維持のために莫大なエネルギーを使っています。

 

勉強や仕事をしている活動時でも、脳のエネルギー消費量は睡眠時とそれほど変わらない微増くらいです。いかに膨大なエネルギーを使って、生命を維持するための仕事をしているかということです。

 

脳にブドウ糖を供給することが最優先なのですが、ブドウ糖をエネルギー源にしている大切な器官は他にもあります。肝臓、筋肉、赤血球、腎臓などの消費量が多いです。

 

倹約遺伝子は、脳以外の臓器でブドウ糖の消費を極力低く抑え、そして貯めておく体質を作っています。
そのブドウ糖の貯蔵場所が脂肪細胞なのです。

 

食糧不足、穀物不足の時は、有効に命を守る仕組みだったと思いますが、これが現代の飽食の時代になり、糖質が過剰に摂取され、運動不足が重なるとどうなるのかは、もう説明は不要でしょう。ずばり、太ります!

 

元々太りやすい人は、この倹約遺伝子をもっているのですが、それだけが太る理由ではありません。もう少し太る仕組みを詳しくみてみましょう。

 

成人の1 日の摂取カロリーの目安は2000Kcal と言われています。その60%は炭水化物などの糖質で摂取することが望ましいと言われています。
糖質は1gで4Kcal のエネルギー消費量なので、2000Kcal の60%の1200Kcal が糖質によるカロリー摂取量として、1200Kcal÷4Kcal=300gが、1 日に摂取している糖質の量という計算になります。

 

そのうち脳では1 日に糖質の消費量が120gくらい必要で、残りの180gが筋肉や肝臓や赤血球のエネルギー源になります。

 

1 日に3 回食事をして、300gの糖質が摂取されると言うことは、1 回の食事で100gの糖質が、ブドウ糖として血液に入ってきます。
すると一気に100gも入ってくると血糖値が危険になりますから、体は脾臓からインスリンを分泌して、今すぐに使いきれない糖質を一旦貯蔵庫にしまっておきます。

 

その余分な糖質の大口引受先が筋肉と肝臓と脂肪細胞です。

 

この余分な糖質の引受先である、筋肉と肝臓と脂肪細胞では、その貯蔵目的が異なります。筋肉に貯蔵される糖質は体の表面に近いパワーとスピードを出す筋肉(白筋)のエネルギー源となり、筋肉の強い収縮運動に使うために貯蔵されます。
筋肉に貯蔵された糖質は、筋肉の運動のみに使われ、血糖として血液に戻されることはありません。

 

この白筋は無酸素運動の状態で糖質をエネルギー源としてパワーを出しますので、はげしい運動をするほどに消費されていきます。

 

肝臓に貯蔵される糖質は、肝臓のエネルギー源に使われるだけでなく、血液中の糖質が脳によって消費され、血糖値が下がってきたら、肝臓は貯蔵しておいた糖質をブドウ糖に戻して血液中に流し、ブドウ糖を脳へ安定供給しています。

 

つまり、筋肉と肝臓は、それぞれ使用目的があり、そのために一時的に糖質を貯めておく貯蔵庫なのですが、その容量には当然限度があります。

 

全力をふりしぼるような激しいウエイトトレーニングや運動をする人ならば、どんどん筋肉に貯蔵している糖質は消費され、消費されれば補給が必要になり、貯蔵できる容量も増えます。
しかし、そんなに筋肉も使わなくなると、この貯蔵庫の消費が落ちていき、空き容量が少なくなり、余分な糖質がここには入れられなくなります。

 

肝臓も貯蔵できる糖質の量には限りがあり、それほど多くは引き受けられません。

 

そこで、余った糖質はすべからく脂肪細胞へ蓄積することになります。
今度は使うための一時的な貯蔵ではなく、ほとんど消費される予定のない、蓄積した糖質のたまり場となります。

 

肝臓は、貯蔵してある糖質からブドウ糖を供給するだけでなく、脂肪組織からも成分を使い、糖を生成し、脳へのブドウ糖供給をしていますので、全く無駄な蓄積ではないのですが、消費量としては微々たるものです。

 

筋肉に貯蔵できる糖質の量の最大値が大きくて、消費量も多ければ、たくさん食べても大丈夫ですが、筋肉が細くなって、貯蔵できる容量も消費量も減れば、当然食べすぎれば脂肪になっていきます。

 

自分の筋肉に、糖質を貯蔵できる容量はどのくらいなのか?計算してみましょう。

 

必要な数字は、自分の体重と体脂肪率と身長です。体脂肪率はBMI と同じとします。

 

計算式は
体脂肪率(%)=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
体脂肪量(kg)=体重(kg)×体脂肪率(%)÷100
除脂肪体重(kg)=体重(kg)−体脂肪量(kg)・・・これが、体重から脂肪を取り除いた重さになり、骨と筋肉と内臓などの重さです。この半分が筋肉の量ですので、筋肉量(kg)=除脂肪体重(kg)÷2・・・となります。

 

私の例で計算すると、体重66kg、身長が1.75mなので、体脂肪率は66÷(1.75×1.75)で
21.55%になり、体脂肪量は66×21.55÷100=14.2kg。除脂肪体重は66−14.2で
51.8kgとなり、その半分25.9kgが筋肉量になります。

 

筋肉が貯蔵できる糖質の量は、筋肉量の0.5〜1.0%ですので、私の筋肉で貯蔵できる糖質の量は129.5g〜259gになり、最大でも259gの容量ということになります。

 

一方、筋肉では余剰糖質の70%が貯蔵され、肝臓では30%が貯蔵されます。通常では脂肪には数%いくかいかないかです。

 

1日に2000Kcal 摂取して、糖質が300g出来て、その120gが脳で消費されますので、余剰糖質は180gになり、その70%が筋肉に貯蔵されるということは、126gは筋肉で貯蔵され消費されなければ、そこに入りきらない糖質は脂肪へ回ると言うことです。

 

私の場合、筋肉量から貯蔵できる糖質の量は最大で259gですから、その半分は消費しておかないと、新たに入ってくる糖質は受け入れきれなくなり、太るということになります。
しかも、2000KCal で済めばいいですが、それ以上に食べれば、その分、消費していなければ全部脂肪になっていきます。

 

ご飯1杯分は約140gで235KCal、菓子パンは1個で400KCal、カツ丼1020KCal、カレーライス800KCal、ラーメン500KCal、ポテトチップス440KCal など、2000KCal なんてあっと言う間です。

 

一般的に男性で1700KCal は基礎代謝で生命維持のため、何もしなくても消費しますから、2000KCal摂取すると毎日300KCal は何かで消費しなくてはなりません。

 

消費カロリーの目安は、1時間継続して行った場合
水泳(クロール)では1337KCal で一番消費量の多い運動です、ジョギングでは605KCal、階段登りで478KCal、ウォーキングで216KCal、自転車(平地)で229KCal、入浴が191KCal、掃除で172KCal、デスクワークが102KCal、車の運転が96KCal、料理が89KCal、などです。

 

自分のカロリーの摂取と消費の収支を計算してみてください。

 

同じカロリーの摂取でも、炭水化物の割合が多いと、それだけ摂取する糖質は多くなり、その糖質を消費できる筋肉はパワーとスピードを必要としますので、軽い運動や軽作業程度ではなかなか消費されず、どんどん脂肪になっていきます。

 

その上に倹約遺伝子をもっていると、筋肉での糖質の消費は元々悪くて脂肪になりやすい体質ということになりますので、かなりやっかいです。

 

そして、ここからさらに怖いのが、肥満からインスリン抵抗性が起こり、血糖値のコントロールが出来なくなり糖尿病へと進んでいくことです。
これについては、また次回にしますが、過食と運動不足が怖いと肝に命じておきましょう。

 

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シロハ便り第88号 2016年5月

 

オプセラピーを受けると痩せるという噂について

 

 最近ダイエットについて詳しく調べています。巷には星の数ほどのダイエット情報が氾濫していて何が本当なのかわからない状態です。

 

 そもそも太るってどういうことなのか。どんな仕組みで何が体の中で起きているのか。徹底的に調べてみるつもりです。

 

 ただし、基本的なことは昔も今も普遍です。睡眠をよくとり、運動をし、過剰な食事をしないこと。
 楽して結果を得たいという欲を、ダイエット関連業界につけこまれていることは確かですから注意しましょう。

 

オプセラピーを受けると痩せるという噂について

 

 たまにですが、知人からの紹介で来院された方の中に、「オプセラピーを受けたら劇的に体重が減った」という話を聞いて来られる方がいます。
 私が修行時代に、私の師匠からも同じようなことを聞いたことがありました。かなりの肥満だった男性が数か月ぶりに来院したときに、誰だかわからないくらい痩せていたらしいです。

 

 私はまだ、痩せたという口コミを聞いた人の紹介元の人に会ったことはないですが、1 回か2 回くらいの施術で良くなってしまった人の中には、その後の時間経過と伴に「痩せる」などの好影響が起き続けている人も、確かに存在しているようです。

 

 なぜでしょう? いくつか思い当たる点はあります。

 

1、病的に甘いものがほしくてたまらなかった人が、脳幹の調整能力が向上した為に適切な衝動へ移行した。
2、骨格が正常位置へ動いたことで、骨格を支えているインナーマッスルの赤筋が機能を取り戻した。
3、脳から体の筋肉へ伝わる電気量が増え、基礎代謝が向上した。
4、痛みが消えて動きやすくなった。
5、脳幹の機能が回復し、インスリン抵抗性が改善した。
6、ただ単に若かっただけ・・・。

 

 スッと出てくるのはこんな感じです。それぞれ1つ1つ解説したいところですが、今回は2 番のインナーマッスルについて解説してみたいと思います。 5 番のインスリン抵抗性も関連していて重要なのですが、それはまた後日にします。

 

 まず、オプセラピーを受けると頭の重心位置が正常位置に戻ります。頭の位置が正常ならば、それを支える骨格も設計されている通りの正常な形に変化していきます。
 その結果、自分で姿勢を良くしようと思っていなくても、自然といい姿勢になっていきます。 しかし、骨格は、それだけでは何も支える力はありません、当たり前ですよね、骨なんだから。 骨格をつないで支えている筋肉がないと、骨だけならバラバラになって崩れます。
 重要なのは、骨を支えている筋肉です。その筋肉は一般的にはインナーマッスルと言われています。

 

 インナーマッスルとは、体の表面にある強い力を出す筋肉をアウターマッスルと言うのに対して、その内側に重なる筋肉の総称のようなものです。
 そして、筋肉は、筋繊維の集合体なのですが、性質上2 種類の異なった筋繊維があり、白筋と赤筋に区別されます。

 

 白筋は筋肉の収縮能力が強く、しかも速いのが特徴で、無酸素状態で糖をエネルギー源とし、パワーを出したりスピードを出すのに適した筋肉です。速筋とも言います。
 赤筋は筋肉の収縮力が遅いのですが、持続的な運動に適した筋肉で、年齢によっての減少もほとんどなく、酸素を使って脂肪をエネルギー源にしている筋肉です。遅筋とも言います。
 筋繊維は、この白筋と赤筋が、まだら模様のように混在して、筋肉の束になっています。

 

 そして、この白筋と赤筋が同じ筋繊維の中で占める割合には特徴があり、体の表面に近いほど白筋が多く、背骨に近いほど赤筋が多くなる傾向があります。
 つまり、インナーマッスルの中でも背骨を支えているのは、特に赤筋が多い筋肉になり、この筋肉が脂肪を燃焼するために大きな仕事をしてくれています。

 

 ここで頭の位置がズレ、骨格のバランスが崩れた状態の時に、無理に姿勢をよくしようと頑張るとどうなるか? 自分自身の意思で、筋肉のパワーを使って背筋を伸ばそうとしますので、使う筋肉は白筋の方になります。
 白筋は筋肉内に貯蔵してある糖(グリコーゲン)をエネルギー源にして力を出しますので、脂肪は燃焼させません。 しかも、持続時間がとても短く、もって1〜2分くらいしか続きません。しかも、エネルギーを生み出すかわりに乳酸を出しますので疲れやすいです。 だから、無理に姿勢をよくしようとしても無理なのです。

 

 これが、骨格のバランスがよくなると、本来の骨格を支えるために存在している赤筋が、本来の機能を取り戻し、持続的に無理なくよい姿勢を取り続けてくれるようになります。 すると、脂肪の燃焼がすすみ痩せやすくなるということになります。

 

 さらに、赤筋は加齢による筋肉量の減少がほとんどありません。これは、寝ている時も持続的に力を出し仕事をしているからだと思われます。
 それは、基礎代謝をみれば分かります。基礎代謝とは、安静時、つまり何もしていない寝ているような状態の時に消費されるカロリーのことを言いますが、この時に最大のカロリー消費をしているのが、脳と肝臓と骨格筋なのです。
 寝ている間に呼吸も心臓も止まりませんので、脳や肝臓が内臓組織や内分泌系を調整し続けていることを考えれば、脳と肝臓はカロリーを消費しているのは理解しやすいですが、寝ているのに骨格筋が脳や肝臓とほぼ同程度の大きなカロリー消費をしているのは不思議ですよね。

 

 しかし、筋肉は全体重の約半分をしめる質量があり、それだけの重量が、寝ている間に完全に弛緩し、骨や内臓にもたれかかったらと考えると恐ろしいです。 寝ている姿勢でも骨格筋は、持続的に力を出し続け、内臓を守るように骨格を支えているのです。

 

 だから、オプセラピーを受けると、日中も動きやすくなり、寝ている時にも楽に寝ていられるようになり、プラス寝ている間にも脂肪燃焼力が上がるので、基礎代謝の向上にもなります。

 

 同時に、頸椎の神経圧迫が緩んでいくので、脳から体へ送られる電気も正常に滞りなく、脳で計算された通りに流れるようになり、正確に筋肉に力を出させることが出来るようになります。

 

 このことから、骨格筋の中でも特に背骨を支えるインナーマッスルの赤筋が働くようになり、脂肪を効率よく燃焼し、痩せる人が出てくることに繋がっていると思われます。

 

 もちろん、暴飲暴食はしないで、ある程度の肉体労働をしているのに太りやすかったという条件の人が、劇的に変化しやすい条件だとは思います。
 しかし、一般的にダイエットしている人と比べれば、オプセラピーを受けている人の方が、基礎代謝があがっていて、有利に脂肪燃焼ができる体質になっていると言えます。

 

 寝ている時も、起きて動いている時も、姿勢を支える背骨付近の赤筋が適切に働くということは、消費カロリーがあがり、脂肪燃焼だけでなく結果的に基礎体温も上昇させることは確実です。 基礎体温が正常であることは病気予防のイの一番なのは言うまでもありません。

 

 だからと言って、寝ていれば勝手に痩せるよと言っているわけではないですからね! 脂肪燃焼はしやすくなっているだろうから、ちゃんとダイエットしたい人は、ちゃんと有酸素運動をしましょうということです。

 

 そして、暴飲暴食はしない、過剰なカロリーの摂取に気をつけて、健康を守っていきましょう。

 

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あとがき

 

 全身の筋繊維の中で、白筋と赤筋の割合には、人種間で差があると言われています。黒人が、白筋7割:赤筋3割。白人が5分5分。アジア系が白筋3割:赤筋7割。これは、瞬間的なパワーとスピードが必須の狩猟民族と、持久力でコツコツ作業してきた農耕民族の遺伝的な傾向だと言われています。

 

 もちろん個人個人でも差が大きく、短距離走が得意な人は白筋が多く、長距離走が得意な人は赤筋が多いという傾向にあります。

 

 子供の頃、ガリガリで、運動してもトレーニングしてもあまり筋肉がつかなかった人は、白筋が少なく赤筋が多いので、太りにくい体質です。 私がまさにそのタイプだったんですが、それでもなぜに中年になって太り易く痩せにくい体になってきたのか?
 また、白筋が多いと思われる野球選手が40代に近くなってくると、なぜスポーツ選手とは思えないくらいお腹が出てくるのか?(イチローを除く)
 なぜ、そもそも白筋が多いと太りやすいのか?

 

 これは、インスリンの働きとインスリン抵抗性を理解する必要があるので次回にします。肥満の仕組みをちゃんと理解した上で、健康管理をどうするのかをしっかり検討していきましょう。

 

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シロハ便り第87号 2016年3月

 

足をちゃんと使ってますか?

 

今年の花粉の飛び方はすごいらしいですね。
花粉症の人は、かなり大変な思いをしているのではないでしょうか。

 

私は花粉症ではないのですが、朝だけくしゃみと鼻水が止まらないことがあります。気温の寒暖差アレルギーだと思っているのですが、花粉の影響も多少はあるのでしょう。

 

でも、あくまでも、花粉症とは認めません。自分は花粉症ではないと言い続けます。気の持ちようも大事ですから(*_*)

 

足をちゃんと使ってますか?

 

最近、ヒザが痛い人が多いです。一昔前までは、老化現象と言われていて、年配の人に多かったヒザ痛ですが、子供や若い人にも多くなってきています。

 

ヒザ痛の全部が関節の変形や異常だとは思いません、特に子供のヒザの痛みは、足の筋肉負荷と坐骨神経系列からの関連痛で痛みが出ていることが多いです。

 

オプセラピーによる頸椎の調整で、骨格バランスがよい方向へ向かうと、足の筋肉、とくにふくらはぎの過負荷が適正な負荷になり、同時に神経への圧迫もなくなっていくことで、ヒザへの関連痛が起こらなくなってきます。
頸椎の調整をして、ふくらはぎをカイロで温め、毛管運動をしていけば、多くの場合、ヒザの痛みは改善されていきます。

 

しかし、それにしても、ヒザに痛みが出る年齢が異常に若くなっています。その原因の一つとして最近言われてきているのが、靴のハイテク化です。
つまり、靴のハイテク化により、ソールのクッション性などがよくなったことで、本来、足で行っている機能をシューズが代行してサポートしすぎていると言うのです。

 

足とは靴をはく部分で、くるぶしから足の指先の部分を言いますが、片足で28 個、両足で56 個の骨から形成されています。身体全体で208 個の骨があると言われていますので、その4 分の1 が足の骨になるわけです。
この足と足の指を動かしている筋肉はヒザの下から繋がっていて、足と足の指を動かすことは、ふくらはぎの筋肉を動かしていることになります。そして、全身の筋肉の約70%は下半身にあります。

 

つまり、2 足歩行する人間にとって、足を動かすことがいかに重要であるかということです。 足の指でしっかりと地面をつかむように踏ん張り、全体の4 分の1 にも及ぶ足の骨が、複雑に作用し合って、人の動きを常に支えています。

 

しかし、その本来足の機能で行うものが、ハイテクシューズのサポート機能によって補助されすぎてしまうと、人の体は使わなければ退化していきます。

 

この影響で、足の本来の高性能な機能が損なわれ、足の指が使われなくなってきたために、ふくらはぎの筋力低下を起こし、そこに過負荷がかかるとすぐに筋肉が硬直し、使わなければさらに硬くなり、その硬さがふくらはぎの外側を走っている坐骨神経を圧迫し、さらにふくらはぎの硬さがヒザ関節を動かしている筋肉や腱の硬さを誘発し、関節の動きを悪くし、さらに神経を圧迫するという悪循環になっているのではないかと思います。

 

「裸足で走りまわっている子供は丈夫に育つ」というのを聞いたことあるでしょうか? 幼児教育で話題になっているヨコミネ式教育法でも、園児たちが朝一番で裸足で校庭を走り回っています。
子供の足は外部からの刺激によって健全な発育をすると言われていて、7 歳くらいまでは裸足で過ごす時間が多いほうが良いと言われています。

 

それに比べて、子供の頃からクッションの厚い靴を履き続けていると、足の成長が不十分となり、運動能力の低下を招くだけでなく、運動時の怪我に繋がりやすくなるという見解も出始めています。

 

ジョギングやランニングを楽しむ人も増えていますが、それに伴い各シューズメーカーもハイテクシューズを続々と開発し販売してきました。
それがよいのなら、足と脚の怪我も比例して減少しなければおかしいものが、逆に怪我をする人が爆発的に増えている現状も報告されています。

 

健康のためにウォーキングをしている人も、足やヒザの怪我防止に、クッションのよい靴を履いている人が多いと思いますが、実際に、それで足の機能を退化させ、変に足と脚に負担をかけているかもしれないのです。

 

そこで私も5本指シューズを試しています。 すごく気持ちいいです。 変なクッションも入っていなくて素足感覚で歩けます。 石を踏んだ感触も、木の根っこを踏んだ感触も、草や芝生の感触も、アスファルトの硬さと土の地面の違いも、全部足の裏から伝わってきます。 しかも、裸足ではないので全く痛くはないです。

 

これでお散歩していれば、足の裏からの素足感覚の感触を楽しめます。 そして、それは、脳にもいいに決まってます。
足を充分に使うこと、足の裏からの感触をしっかり感じること、足の指を動かすこと、足の骨でしっかりバランスをとること、これ全部いいに決まってます。

 

5本指シューズは全力でおすすめです。また、足の指を鍛えることもおすすめです。足の指を使ってタオルを引き寄せる運動とかすごくいいです。 デスクワークの多い人は、テニスボールなどを足で転がしていてもいい運動になると思います。

 

「健康は足から」とよく聞くと思いますが、だから歩けばいいんだろうと思っている人も多いのではないでしょうか? 正確には、足の指を動かし鍛えることが重要なのです。
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今月のおすすめ

 

というわけで、ビグラムというメーカーが5本指シューズを販売しています。ウォーキングやランニングに、インドアのフィットネスからアウトドアスポーツまで、幅広い分野で愛好家が使っています。

 

外反母趾の予防や偏平足の改善、アスリートの怪我のリハビリ、そして、脳梗塞の予防、回復までした人もいるそうです。素足感覚なのでクッションはほとんどありません。はじめは短い距離から歩いたり走ったりして慣らしていくといいそうです。

 


 

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シロハ便り第86号 2016年3月

 

目線を使ったストレッチ方法

 

先月は、気温と気圧の乱高下が激しく、体調を崩した人も多かったのではないでしょうか。

 

気候変動による体調の変化や関節の痛みには体内での酸欠が大きくかかわっています。

 

そして、酸欠を引き起こすベースとなるのが、鉄分不足です。世界保健機構では、現在世界中で最も不足している栄養素として鉄をあげています。

 

体内で酸素を運ぶために欠かせない鉄分の不足によって、気圧の変化に体が大きく反応してしまいます。鉄分補給には動物性の「ヘム鉄」が体に吸収されやすくサプリメントなどもあります。

 

目線を使ったストレッチ方法

 

 体調管理にストレッチをしたほうが良いですかと聞かれることがあります。私は今まで、痛みのある時はストレッチはやらないようにと言ってきました。

 

 痛みの急性期で、激しい痛みがある時は絶対にやめた方がいいですし、そんな時にストレッチをやる根性があるのは逆に「すごい!」ですが、絶対にやめてください。

 

 痛みが落ち着いてきて、日常のケアとしてストレッチをする場合も、あまりおすすめしてこなかったのは、間違ったやり方をする人が多いからです。
 左右対称にストレッチをしようとして、体の痛みのある方向までやってしまったり、固い部分を重点的に伸ばそうとすることは、体にとっては負担以外の何物でもありません。

 

 どこも悪くない、アスリートが競技や戦いの前に体をほぐすストレッチと、体に痛みなどの症状がある人が行うストレッチでは、根本的にやる意味もやり方も違います。

 

 そもそも体のバランスがおかしなことになっているから、痛みなどの症状が出ているわけです。バランスの悪い体を左右対称の動きでバランスよくストレッチしようということに矛盾があります。
 体とは、動かすと良くなる方向に「気持ちよさ」を感じさせ、動かすと悪くなる方向に「痛み」を感じさせるように出来ています。

 

 体のバランスが悪く痛みのある体に対して、行ってよいストレッチは、動かしたり伸ばしたりして、気持ちいいと感じる方向のみです。

 

 これを見極めて正確に体を動かしたり伸ばしたりすることは、かなりの熟練の技がいります。ゆえに、素人がストレッチを自分でやっても、体を痛めることはあっても良くすることは難しいので、へたなストレッチならばやらずに、もっと遙かに効果的な毛管運動のみをやることをおすすめしています。

 

 ここまでのことが前提として、今回はあえて、首のストレッチ方法をご紹介します。なぜかというと、スマホやパソコンによる目の使い過ぎが、首の状態に強い影響を及ぼしているからです。
 この影響はあまりにも強く、もはや見過ごしておくことは出来なくなりました。そこで、目による首の影響を考慮にいれたストレッチ方法を教えます。

 

 まず、上を向いて、そして下を向いて、どちらか楽な方を決めてください。そして、視線を顔の向きと逆方向に向けます。つまり、上を向くときには視線を思いっきり下に向け、下を向くときには視線を上に向けます。
 これを、楽な方向のみ、例えば、下を向いた方が楽だった場合は、顔を下に向けながら、視線は思いっきり上に向けます。そして、息を吐きながら、顔の向きと視線の向きを逆方向へギリギリまで引っ張っていってください。
 そして、息を吐ききった頃に一気に脱力します。これを数回繰り返してください。

 

次に、頭を左右に倒して、楽な方を決めます。先ほどと同じように、頭を右に倒した時には視線を左に向け、左に倒した時には視線を右に向けます。
 そして、楽な方のみ、息を吐きながら、頭の倒す向きと視線の向きをギリギリまで逆方向に引っ張るようにして、息を吐きったら一気に脱力します。これも数回繰り返してください。

 

 次に、同じように今度は、顔を左右に向け、楽な方を決めます。そして、楽な方のみ、顔の向きと視線を逆方向に、息を吐きながらギリギリまで引っ張り合い、息を吐ききったら一気に脱力します。これも数回繰り返します。

 

 これをやると、きつかった方向への動きも勝手に楽になっていることが多いです。絶対にきつい方向へはやらないでください楽な方のみ行います。
 このストレッチ方法は、首の大きな筋肉と、目の動きを微調整している筋肉が引っ張り合うことで、しっかり伸ばされ、目の疲れにも大変効果的です。

 

 スマホやパソコンを長時間使い続けると、画面上を視線が動きます。その視線の動きに対して、いちいち頭が動いていたら頸椎に負担がかかりすぎるので、ほとんど頭を動かさずに目だけを動かそうとします。

 

 しかし、目だけを動かしているつもりでも、視野を広げるために、頭は動いていないようでも微妙に位置を調整するように動いています。その時の微調整に上部頸椎が動き、それを動かす筋肉に負担がかかります。
 この筋肉を後頭下筋群といい、頸椎2番の後ろ側、ちょうど首と後頭部の付け根付近にあります。この後頭下筋群が緊張し収縮することで、頸椎2番を後ろに引っ張り、頸椎1番と2番のズレが大きくなります。

 

 上部頸椎の調整効果を持続させ、日常の目からくる疲れの影響を緩和するために、このストレッチはとても有効です。

 

 頭を上下・左右に動かした時に、どちらも楽ならば両方やってもいいですが、あくまでも楽な方のみ行ってください。もし、どの方向もきつければ、首の動きは最小限、痛みのないところまでにして、視線のみ逆方向へ出来るところまで引っ張るようにするといいと思います。

 

 頭と首を動かして、どの方向へ動いても痛みがある場合は、絶対にやらないでください。施術を受け、楽になってきてからならOKです。
 適切に行えるなら、このストレッチならば、おすすめできます。

 

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今月のおすすめ

 

 ドイツは、とても自然環境の保護に対する意識が高いようで、ドイツ製の洗剤が口コミで人気があったので取り寄せてみました。
 洗剤が川に流れても、自然環境に迷惑をかけない原料で作られていて、手荒れもしにくいということです。

 

 バイオの力で排水管の汚れも落としてくれて、浄化槽にもよい影響があるらしいです。キッチン用を使ってみて、油汚れもすぐ落ち、泡切れもよく、すぐにキュッキュすると、うちの奥さんにも好評です。

 

緑の魔女 キッチン 業務用 5L (台所用バイオ・ハイテク洗剤)
B00I1FC9U0

 

あとがき

 

 動物性食品に含まれている鉄分を「ヘム鉄」といい、植物性食品に含まれている鉄分を「非ヘム鉄」といいます。動物性のヘム鉄の方が、体に吸収されやすく、非ヘム鉄はほとんど吸収されないと言われています。

 

 牛肉や豚レバーやマグロの赤身やかつおなどには、多くのヘム鉄が含まれています。がんばって赤身のお肉類を食べるようにしましょう。

 

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シロハ便り第85号 2016年2月

枕の大切な役割

 

最近よく香取神宮に行きます。
伊勢神宮と香取神宮と鹿島神宮は神様が兄弟で日本を作った神様と言われ、最高位にある神宮です。

 

香取神宮に要石というのがあって、かなりのパワースポットなのですが、地震の多い日本の国土を納めるため、香取神宮にある凸型の要石と伊勢神宮にある凹型の要石がガッチリ噛み合って守ってくれているそうです。

 

みなさんはパワースポットに行った時はどうされますか? パワーをもらおうと手をかざすでしょうか。
私は逆にパワーを送ってきます。いつも守ってくれてありがとうと念じながら。

 

枕の大切な役割

 

今まで枕のことにはあまり触れてきませんでした。
皆様が施術後にお休みいただくベットで使っている枕は、お問い合わせも多く、どうしてもあの枕が欲しいと
言われることもあります。

 

しかし、残念ながら、あの枕は高級品でもなければ、首にやさしい特別な枕でもありません。ニトリで適当に
買ってきた枕で、処分品で山積みされていた、確か500円くらいの枕です。

 

はっきりいって安物の枕ですが、施術後にその枕で寝てみると、今までに出会ったことのないくらい気持ちい
い枕と感じる人が多いです。

 

これは、私がオプセラピーを学んだ師匠からの入れ知恵で、高級品の枕を使っていると、枕がいいから気持ち
いいんだと思われるから、安物の枕を使ったほうがいいよ、と言われたのでそうしてきました。

 

つまり、枕が合わないのは首の状態が悪いからで、上部頸椎を調整し首の状態がよくなれば、どんな安物の枕
であっても気持ち良く使えるとわかってもらえるようにという思いからです。

 

しかし、枕について調べていたら、枕選びにおいて大切であるけれど見落としがちなポイントがあることがわ
かりました。
そこで、睡眠中に首や肩に負担のかからないような枕についてお伝えしたいと思います。

 

まず、枕の形状で多いのが、首のアーチ部分を支えるように、首に当たる部分が盛り上がっていて、真ん中付
近の後頭部が当たるところが少し凹んでいる形です。当院で使っている枕も、そのような形状です。

 

この形状の枕は、施術後に30分〜1時間くらい寝てもらうには問題ありませんが、普段の睡眠で使うには適
さない場合があります。

 

首のアーチを支える部分が盛り上がっているような枕は、首のストレッチの意味があり、ストレートネックを
矯正する目的を含んでいます。
しかし、睡眠中に首のストレッチをする必要は全くありません。
大切なのは、首も肩も緊張を起こさず、楽に寝がえりがうてるということです。

 

楽に寝がえりがうてるように、その人に最適の高さで、沈み込みがないしっかりした素材で、フラットな形状
の枕が、最も睡眠中に首・肩・骨格に負担をかけない条件になります。

 

つまり、首のアーチを支え、ストレッチ効果を得るならば、ずっと仰向けに寝ていなければいけません。

 

しかし、ずっと同じ形で寝ていること自体が無理ですし、体の体圧も同じ部分にかかり続けることが一番体に
は悪いので、寝返りが重要なのです。

 

枕選びに、寝がえりが楽で適切にできることを考慮にいれていなければ、ここが盲点になります。

 

考えてみれば寝返りは極めて重要で、誰しも一晩で20〜30回は寝がえりをうっています。その際に、横向
きと仰向けで著しく首と頭の位置が変化しては、首がおかしくならないほうが不思議です。

 

枕の素材も、首や肩にコリや痛みのある人は、どうしても柔らかい素材を選びがちですが、低反発や羽毛やそ
ばがらやプラスチックチップなどでは、頭の重さによって枕の形状が変化してしまい、寝返りをうつ時に抵抗に
なってしまいます。

 

寝返りをして、横向きでも仰向けでも楽な寝姿勢にするためには、どの方向にも無理のないように、その人の最適な高さに枕の高さを合わせることがとても重要です。

 

枕の高さの目安は、いつも使っている寝具に寝てみて、横向きになったときに背骨と首が一直線になる高さで、仰向けになった時に、首と肩の付け根(頸椎7番)の中心から水平に引いた線と、その頸椎7番の中心から耳たぶを結んだ線の角度が15°前後になる高さです。

 

整形外科枕って聞いたことありませんか? 枕の専門医がその人その人の最適な枕の高さを計測して、オーダーメイドで作っている枕です。 その計測の予約を取るのには数カ月待ちだそうです。
興味のある方は調べてみてください。

 

●整形外科枕の作成・・・山田朱織枕研究所のホームページからWeb又ははがきで枕計測予約をします。
●自宅で使っている枕の調整方法などを指導してくれる枕外来はこちら
院名・・・16号整形外科 院長・・・山田朱織 医学博士 枕外来・TEL 050-5846-6704
※整形外科枕作成の計測と枕外来は別会社です。枕外来の電話で整形外科枕の作成予約は出来ませんので注意

 

枕と共に寝返りをするのに大切なポイントが寝具の素材です。摩擦抵抗の強いポリエステルウールやタオル地のようなものを使っていたり、タオルケットや毛布などを使っていると、まとわりついて寝返りの抵抗になり、首への負担になります。

 

綿や竹繊維などの素材は摩擦が少ないのでおすすめです。掛け布団に毛布やタオルケットを重ねる場合は、掛け布団の上に重ねるようにしましょう。パジャマもフリースやトレーナーのようなものは抵抗が強いです。摩擦の少ない素材の寝間着を選ぶとよいでしょう。

 

寝がえりの度に寝具が体にまとわりついて、抵抗していれば、体や首にとてつもなく強い力が加わります。枕と寝具を寝がえりが自由に出来ると言う観点から見直せば、頸椎の調整を受けている皆さんならば、さらに体調がよくなっていくと思います。

 

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今月のおすすめ本

 

首や肩に最適の自分の枕を手作りする方法が書いてある本です。整形外科枕も2〜3万円しますので、自分で作れるなら試してみることをおすすめします。

 

枕を変えると健康になる 「手づくり枕」で頭痛、肩こり、不眠は治る
山田 朱織
4860636899

 

あとがき

 

たまに朝方に古傷の肩の痛みとしびれが出ることがあって、私はその時点で自分の首を調整してしまうのですが、なんで寝ていてこれほど首に負担がかかるのだろうと思っていました。

 

そこで枕について調べていましたが・・・それもあるにはあるんですが、真相はれもんちゃんが乗っていたんですね。

 

寝返り出来ずに押さえつけられていました(T_T) ペットと一緒に寝るのは一番よくないらしいですけど・・・・一緒に寝てくれるれもんちゃんのぬくもりは、何ものにも代えられません。

 

それ以外の寝具を整えることでカバーしようと思いました。

 

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シロハ便り第84号 2016年1月

 

免疫力と乳酸菌の関係

 

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

 年末になると大掃除を行いますが、私もかなり徹底的にやりました。
 畳も10畳分全部外に出して干しました。その度に感じるのが、年々、畳を軽く感じることです。特に今回は軽く感じました。
終わった後も体の痛みはほどんどなく、よくここまで自分の腰痛が良くなり、そして強くなったなと思います。

 

 考えてみれば、これを読んでいる皆様の誰よりも長くオプセラを受けているのが私ですからね。(^_-)-☆

 

免疫力と乳酸菌の関係

 

 最近話題になることが多い健康成分に乳酸菌があります。青汁に乳酸菌を配合していたり、サプリメントになっていたりと色々な商品が宣伝されています。

 

 では、なぜ乳酸菌が健康によい働きをするのでしょう? 健康成分のただの去年の流行りでしょうか?
 この辺りを少し解説してみたいと思います。

 

 まず、乳酸菌と聞けば一番に思い浮かぶのがヨーグルトだと思いますが、いわゆる発酵食品には多くの乳酸菌が働いています。納豆とか味噌も乳酸菌の働きで発酵しています。

 

 乳酸菌とは、細菌の中でも食物を発酵させる働きをもっているもので、その発酵の過程で代謝により乳酸を作り出す性質をもっているものを言います。乳酸を作り出し、かつ腐敗物質は作らないというとってもお利口な役に立つ細菌類のことなので、腐敗と発酵の違いがここにあります。

 

 そして、乳酸菌は腸などの消化器系に常在して、他の病原微生物と拮抗し、腸内環境を保つことで健康を守ってくれているのです。

 

 食生活によって健康を害したり病気になったりするのは、この乳酸菌(善玉菌)が少なくなり、逆に病原性をもつ悪玉菌が増えすぎてしまうことで起こります。だからこそ、菌食をしましょう、発酵食品を食べましょうというのです。

 

 この善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると腸内環境が崩れますので、便秘や下痢になったりします。ここで多くの人は、なんだこの程度の影響かと思ってしまいがちです。

 

 しかし、腸内環境の乱れが最も怖いのが、免疫力を低下させてしまうことと、その影響で自律神経まで乱れてしまうことです。つまり万病の元になってしまうと言っても言い過ぎではありません。

 

 そのメカニズムはこうです。
 人の免疫力の60%は腸で決まると言われています。免疫とは2つの成分から成り立っていて、細菌などの微細な敵から身を守るために戦う顆粒球と、ある程度大物になってから体に害のある異物に対して戦うリンパ球です。この顆粒球とリンパ球の成分バランスが決まっていて、顆粒球60対リンパ球40のときに両方とも正常に働きます。

 

 これが腸内で悪玉菌が強くなってしまうと、その悪玉菌をやっつけるために顆粒球が多量に使われます。そこに病原性のウイルスなどが体に入ってくると、それに対して戦うための顆粒球が残り少なくなっているので抵抗力が弱くなってしまうということです。

 

 それでも戦わないわけにはいかないので、顆粒球を大量に放出する異常事態のスクランブル態勢になります。すると60対40の成分バランスを崩します。
 この成分バランスはそのまま自律神経の交感神経と副交感神経のバランスにリンクしていますので、顆粒球が大量に放出されつづけていると今度は交感神経が異常に強い状態が続くことになります。

 

 これが自律神経の乱れです。

 

 腸内環境が整っていて、善玉菌と悪玉菌がバランスよく拮抗している状態ならば、免疫の成分バランスもベストな状態を維持できますので、いざウイルスが入ってきたときにも迅速かつ強力に対抗できます。
 そして自律神経のバランスも良好ならば、不定愁訴になる危険も極端に減少するでしょう。

 

 健康を守るという全ての機能は繋がっています。そして、健康とは掛け算です。どれかだけでは不十分ですし、大体のものを気をつけていても何か1つが大きくマイナスならば、掛ける(マイナス)となり全部がマイナスになってしまいます。

 

 腸内の善玉菌は年齢とともに減少していきますので、しっかりと発酵食品を食べるといいですよ。

 

 それと余談ですが、ヨーグルトを食べると発毛効果があるというのを聞いたことありますか? ネットで調べても乳酸菌の働きとして発毛を促進すると書いてあるのをよく見かけます。

 

 しかし、この情報がどこから出たのかは不明ですが、発毛効果があるのはトウガラシに含まれているカプサイシンという成分です。
 このカプサイシンは腸内の知覚神経を刺激するとCGRP というアミノ酸の放出を促し、そのCGRP が発毛促進成分IGF-1 というのを放出させるのを促します。
 そこにプラスして大豆に含まれているイソフラボンを摂取するとIGF-1 の補充と増加を助けると言われています。

 

 つまり、発毛にはトウガラシのカプサイシンと納豆や味噌に多く含まれるイソフラボンが有効なわけです。ヨーグルトは関係ないんですが、遠巻きにして言えば発酵食品を食べて乳酸菌の働きにより腸内環境がよくなれば、カプサイシンを摂取したときに腸内の知覚神経を刺激して発毛促進成分の放出を促すことに寄与するといった感じでしょうか。

 

 発酵食品でも納豆ならば発毛を促す成分を助けるイソフラボンと腸内を整える乳酸菌を同時にとれるので、発毛にはトウガラシと納豆が有効なのです。
 同じ発酵食品つながりで、どさくさにまぎれてヨーグルトの乳酸菌による効果として発毛と書くのはどうなのかと思いますが・・・。

 

 まあ、とにかく腸内環境を整えておくと色々いいことがありますよってことで、健康のために、納豆でも味噌でもヨーグルトでもサプリメントでもいいから、乳酸菌をたくさん食べるようにしましょう。

 

筑波山でお散歩

 

 れもんのお散歩コースとして新たに開拓した、筑波山のちょっと穴場の片道10分くらいの登山コースです。れもんのダイエットのための山トレーニングに行っています。

 

免疫力と乳酸菌の関係

 

免疫力と乳酸菌の関係

 

免疫力と乳酸菌の関係

 

免疫力と乳酸菌の関係

 

 筑波山梅林へと続く山道が人もあまりいないので、れもんとみーのお散歩にはちょうどいいコースです。山の斜面に梅の木がたくさん並んでいるので、梅の花が咲く時期にはすごくきれいだと思います。

 

 筑波山神社に向って登っていくと途中に梅林へという看板がありますが、こちらは市営の第3駐車場から登って行くコースで片道10分くらいの山道です。

 

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シロハ便り第83号 2015年12月

 

引っ張り合うのだ

 

暖かい秋から一転、急に寒くなりました。
寒暖差が大きい季節ですので体調をくずさない
ように気をつけてくださいね。

 

今年もあっという間に師走になってしまいました。
この時期には、みなさん忙しくバタバタしてやることも多いと思います。
そんな時に怪我をしやすいですので、気持ちだけでも余裕をもって、休憩
もいれながら行ってくださいね。(ギックリ腰の多い時期です)

 

引っ張り合うのだ

 

  整体を受けたことのある人は、よくこんなことを言います。
「しばらくすると、また元に戻ってしまう。」

 

 これは整体とかカイロプラクティックへの共通したイメージのようです。 では、上部頸椎カイロプラクティ
ックではどうでしょうか?
 初めてご来院頂いた時に詳しく説明させて頂いているつもりですが、なかなか難しく理解しづらい部分でもあ
ります。

 

 しかし、この部分が他の整体や一般的にカイロプラクティックといわれている施術と、上部頸椎カイロプラク
ティックとの大きな違いでもあります。
 逆に、一度頸椎を調整したら、強く頭をぶつけない限り、もうズレないと思っている人もいるようです。しか
し、そういうわけでもありません。
 じゃあ、やはり、元のズレた位置に戻っていくのだろうと思いたくなるでしょう。 ここが誤解と真実の別れ
目でありポイントです。

 

 ポイントは、調整した頸椎によって変化した頭部の重心位置と、それを支える体の骨格が『引っ張り合う』と
いうことです。 ここを詳しく説明したいと思います。

 

 体の骨格というのは、人体の中で最も重い頭部を支えるために一番バランスのよい楽な形をとろうとする性質
があります。ゆえに、頸椎が何らかの原因で大きくズレた時点で、頭の重心位置が大きくズレるので、そのズレ
た重心位置を支えるために体の骨格はバランスをとるために楽な形へと変化しはじめます。これが骨格の歪みで
す。

 

 しかし、現状で骨格が歪んでみえたり姿勢が悪くみえたりしていても、その時点ではズレた頭の重心位置に対
して一番バランスのとれた骨格の形であると言うこともできます。

 

 そこで、ズレている頸椎を調整し、頭の重心位置を正常方向へ移動させるとどうなるか? 今現在の骨格の形
と正常方向へ移動した頭の重心位置とでは、バランスを崩します。すると、体の骨格は頭を支えるために一番バ
ランスのよい形に変化していきますので、頭の重心位置が正常位置に移動したということは、それを支えるのに
ベストな位置、つまり正常な骨格の形へと自ら移動し始めるのです。

 

 これが、頭の重心位置と体の骨格が引っ張り合うということです。引っ張りあっているので、体の骨格は正常
位置に移動していきますが、頭も現在の骨格の歪みのくせに引っ張られていますので、頸椎はズレている方向へ
動きます。

 

 しかし、体の骨格は正常方向へ移動し始めていますので、頸椎も最初にズレていた位置まで引っ張り戻される
ことはありません。そして、引っ張りあいながら、ある程度折り合いのつく位置で安定します。この一連の変化
が起こり安定するまでの期間が約2 週間と言われています。症状が安定するまで2 週間くらいの間隔で施術を受
けていただくようにお勧めしているのはこれが理由です。

 

 そして、この一連の変化の過程で、頸椎もズレの方向へ多少引っ張り戻されていますが、体の骨格には正常方
向へ向かっての移動してきた形が残りますので、その変化は誰に強制され矯正されたものではありませんから、この変化は体にしっかりと残るのです。

 

 そして、自分で自分のバランスによって変化した結果である骨格の形は強いです。これを繰り返していけば、正しい変化が積み重なっていきますので、最終的には自分自身のバランスによって、正常な骨格へと変化を遂げるでしょう。

 

 だからこそ、上部頸椎カイロプラクティックにおいては、元に戻ってしまうということはないのです。

 

 それを、頭の位置がズレたまま、それでバランスをとっている体の骨格を整体や一般的なカイロプラクティックによってゴキゴキと強制的に矯正してしまうことは、体にとっては大きなお世話になります。 それではズレた頭の位置を支えていた元の歪んだ骨格の形に戻ってしまうのは当たり前です。

 

 頸椎のズレを調整しつづけ、頭の重心位置を正常方向へ戻しつづけることによって、体との引っ張り合いによって双方が正しい位置に安定するまで根気強く続けることで、体は正常な強い形に自然と変化していきます。

 

 その変化していくスピードの目安は、私の経験による体感では、頸椎が大きくズレて頭の重心位置が大きく変化した時点から骨格が変化を始め、そこから現在に到るまでかかった時間に対して、頸椎の調整を始めてから半年で10年分くらいのスピードで戻っていくと感じています。

 

 つまり、10年前に大きな事故に合ったとして、そこまで戻すのに頸椎の調整をはじめてから、2週間ごとに調整をしていって、半年くらいかかるという計算です。

 

 人によっては、骨格を支える筋力がしっかりしていたり、あまり目を酷使していなかったりする場合には、あっという間にかなり大きな変化を起こし安定してしまうこともあります。

 

 逆に、筋力が弱く、あまり体を鍛えた経験がなく、日常や仕事で目を酷使していて、しかも歯並びや噛みあわせが悪いなどの条件がそろってしまうと、安定しずらいこともあります。そのような場合には定期的なメンテナンスをしないとズレの方向へ戻っていってしまうこともあります。
 しかし、それでも一番初めの歪んだ骨格にまで戻ることはないと言っていいと思います。

 

 上部頸椎の調整によって変化した頭部の正常位置は、体の骨格が向かうべき正しい形への灯台であり羅針盤のようなものです。体がバランスを取るために動いてきた歴史を、正常だった骨格の形へと遡って帰っていく旅なのです。

 

今月のおすすめ

 

 食べすぎによってポッコリと出てきたお腹や、脇腹の浮き袋のような贅肉、困りますよね。ちょっと反則技のような感じもしますが、私はこれで2か月でウエスト6p細くなりました。体重は4kg減です。

 



 

あとがき

 

 今年もあとわずかです。暖冬と言われていますが、気温の急激な変化と寒暖差に注意して体調を崩さないようにご自愛くださいませ。 暖冬の時のほうが大雪が降りやすいそうです、怖いですね・・・

 

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